スキーやスノーボード旅行といえば、皆さんどこを思い浮かべますか?
北海道のニセコや長野県の白馬など、日本には世界に誇るスノーリゾートがたくさんあります。
新潟県と長野県の県境に位置する信濃町は日本海からわずか50kmの場所に位置し、海からの水分を多く含んだ冷たい北風が最初に標高2000mを超す山々にぶつかる事で、ここ信濃町エリアでは毎年大量の降雪に恵まれます。
そして、妙高山や斑尾山、黒姫山などのバラエティに富む山々には多くのスキー場が点在し、世界中のスキーヤー、スノーボーダーを魅了しています。
パウダースノーフリークが愛してやまない信濃町の冬の魅力をご紹介します。
信濃町のスキー場
信濃町には2つのスキー場、黒姫高原スノーパークとタングラムスキーサーカスがあります。
どちらも100%天然雪のパウダースノーを売りとしていて、小さなお子様連れのご家族から新雪滑走を求める上級者まで、幅広い層が楽しめます。
黒姫高原スノーパークでは、広大な面積のキッズパークを整備していて、初めて雪で遊ぶお子様も安心して楽しむ事が出来ます。
また中・上級者のためのテレインパークも充実していて、綺麗に整備されたスノーパークは練習にももってこい。
黒姫高原スノーパーク
一方、タングラムスキーサーカスは、ホテルと一体型の複合リゾート施設。
スノーラフティングなどのアクティビティや温泉などの施設も充実していて、スキーやスノーボード以外の楽しみも充実しています。
さらに中・上級者を唸らせる未圧雪の急斜面とツリーランコースは、北向きの斜面で雪質も良く、間違いなくエリアでもトップクラスの素晴らしい斜面。
パウダーフリークの皆さまは、是非新雪の積もった後のタングラムスキーサーカスを堪能してみてください。
信濃町周辺のスキー場
信濃町の周辺には、町内の2つのスキー場以外にも魅力的なスキー場がたくさん点在しています。
タングラムスキーサーカスに隣接する斑尾高原スキー場は、多くのツリーランコースと未圧雪の新雪滑走が売りのパウダースノー天国。
タングラムとの共通リフト券なら、2つのスキー場を合わせた広大なエリアを楽しむ事が出来ます。
信濃町から車を10分も走らせると、そこは新潟県の妙高市。
標高2454mの妙高山麓には、杉ノ原、池の平、赤倉観光、赤倉温泉、そして関温泉というそれぞれ魅力的でバラエティに富んだスキー場が点在しています。
信濃町から眺める妙高山
杉ノ原スキー場は、トップリフトの標高1850mが誇る上質な雪と、トップからボトムまで8.5kmという日本屈指のロングランが楽しめ、多くの熱狂的なファンを持っています。
広大なバーンを有する池の平スキー場は、初心者が練習するのにも最適です。
隣接する赤倉観光と赤倉温泉スキー場は、エリア随一の降雪量による5月までのロングシーズンと、多彩なコースが売り。
さらに小さいながらも日本屈指の深雪が楽しめる関温泉スキー場や、ナイター設備の整った飯綱高原スキー場、軽いドライスノーが売りの戸隠スキー場など、信濃町の周辺エリアには1週間滞在しても滑り切れないほど、多くの魅力的なスキー場が点在しています。
山スキーの聖地
日本に本格的にスキーが伝えられたのは1911年、オーストリアの軍人レルヒ少佐が上越市の高田駐屯地で日本陸軍に指導したのが最初と言われています。
それ以来、ここ信濃町の周辺では昭和の初めに京都大学が笹ヶ峰高原に山小屋を作り、周辺の山々での山スキーの訓練の拠点にするなど、まだリフトもない時代のスキー黎明期の山スキーのメッカでした。
時代が変わって、令和の現代でも、自然のままの森や地形で新雪や春スキーを楽しむバックカントリースキーは、ここ信濃町周辺に多くの愛好者を集めています。
妙高外輪山の三田原山や、春の火打山など、多くの素晴らしい山々が点在するこのエリアは、まさにバックカントリースキーの聖地と呼ぶのにふさわしい場所かもしれません。
もちろん、スキー場ではない山での滑走は多くのリスクを伴います。
装備、技術、体力、知識、そして万が一のために山岳保険に加入するなど、冬山登山と同じく多くのリスクに備えた万全の準備が必要です。
また、スキー場が立入りを禁止しているエリアへの侵入などは絶対にしてはいけません。
ですが、自分の足で登り、自然の山を滑走する醍醐味は、本当に素晴らしいものです。
まずはバックカントリーガイドのツアーに参加してみて、ルールを守り、少しずつ経験を積みながら学んでいくのが良いでしょう。
日本屈指のパウダースノーを堪能しにぜひ信濃町に遊びにきてくださいね!